遺品整理の時の祖母

私が小学校6年生の夏、がんを患っていた母方の祖父が亡くなりました。
この祖父、とにかくよく飲む人で、50代で退職してからは、夕方16時くらいから夜の21時くらいまでずっとお酒を飲んでいました。
しかも、そんなにお酒は強くないので、毎日酔っていて、祖母に暴言を吐いては祖母は聞き流していて、大変でした。

そんな祖父に大変な思いをさせられていた祖母でしたが、祖父が亡くなった時には涙は流さなかったものの、祖父との思い出話をずっと続けていました。
それは遺品整理をしている時もそうでした。

特に祖父はよく本を読む人で、家の中は本だらけです。
その祖父の本が遺品整理のほとんどの時間を費やすものとなっていたのですが、1冊1冊祖母がそれらの本をチェックしては処分するという感じでした。
あまりにも膨大ですし、祖母も年齢が行っていますから、ちょっとずつ遺品整理をしていました。

そんな遺品整理を、母と祖母の元に遊びに行った際は手伝ったのですが、遺品を見ながら祖母はやはり思い出話をしていました。
遺品整理をする時というのはこんなものなのかなと思いましたし、なんだかんだあっても、本当に絆の不快夫婦だったのだなと、うらやましくなりました。